空間を最大限活用できるスキップフロアの魅力
こんにちは🏠♪
9月に入り、なんだか朝晩急に気温が下がって秋の風を感じるようになった気がします。
曇り空ということもありますが(;^_^A
涼しく過ごしやすい秋の季節がやってこようとしていますね~
さて、今日のお話です。
お家を建てる際、「土地は狭いけど広く見せたい」「いつも家族の気配を感じていたい」というような悩みや希望が浮かぶ方は多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめしたいのが「スキップフロア」です。
段差を活かして空間を広く見せることができるので、たとえ狭小地でも広々とした住空間を確保できます。
今日はそんな「スキップフロア」の魅力や、注意点、スキップフロアと相性の良い間取りなどをご紹介したいと思います!
是非参考にしてみてくださいね。
▼目次
・そもそもスキップフロアって?
・こんなにある!スキップフロアの魅力
・知っておきたいデメリット
・スキップフロアはこんな間取りと相性がいい!
・スキップフロアを取り入れる際の注意点
・まとめ
そもそもスキップフロアって?
スキップフロアとは、1階と2階の間の「1.5階(中2階)」や、2階と3階の間の「2.5階(中3階)」といった、数段の階段で繋がる半階スペースのことです。
「小上がり」または「ステップフロア」などとも呼ばれます。
小上がり和室などもスキップフロアにあたりますよ。
廊下や壁を使わず空間を区切ることができるため、床面積を広く確保でき、その分をお部屋や収納スペースとして活用できます。
また、空間自体が一続きになり開放感も抜群です。
こんなにある!スキップフロアの魅力
視覚的に広く見える
フロアに高低差をつけることで、空間に立体感が生まれ広がりができ、空間自体が広く見えます。
自然光・風を取り入れやすくなる
日があたる方角のフロアを高くすることで、室内全体にまんべんなく日の光が入ります。
とくに、南側の階高を上げ窓を設置すれば、家の奥まで光が届きやすくなります。
日当たりや風通しを遮る壁や廊下がないことで開放的に自然光をたくさん取り入れられることができ、明るくて快適な空間になります。
有効面積を増やせる
廊下が不要となるため、その分お部屋や収納にスペースを使うことができます。
そして、二階建てでも三層以上のフロアを確保できる他、ちょっとしたデッドスペースも高低差をつけて無駄なく活用できるようになります。
家族とのコミュニケーションが増える
さえぎるものがない、ということで自然と家族間のコミュニケーションが増えます。
常に家族の気配を感じていたいという方にはぴったりと言えるでしょう。
特にお子様が小さい時期は常に目が届くので安心です。
ただ同じ空間にずっと一緒にいるというわけではなく、同一フロアでもずれた高低差によってほどよい距離感を保つことができますし、各所にある段差に腰掛けて気軽にコミュニケーションを図ることも可能です。
知っておきたいデメリット
建築コストがかかる
同じ面積の住宅と比べても、スキップフロアには材料や設計の手間が増えることで建築コストは高くついてしまいます。
また壁がないことで、その分の耐震性を他で補わなくてはならない点もコストがかかってしまう理由の一つです。
空調効率が悪い
吹抜けの場合と一緒です。どうしても空調効率が悪くなってしまう場合があります。
気密・断熱の住宅性能がしっかりとした建築会社・工務店を選ぶ必要があります。
プライバシー確保が難しい
コミュニケーションがとりやすい=プライバシーの確保が難しいということ。
どうしてもという場合は、遮音カーテンをとりつけたりすることもあります。
ですがそうするとスキップフロアの良さがなくなってしまいます。
開放的でコミュニケーションの取りやすい家にしたいのか、お互いのプライベートを尊重し干渉し過ぎない家にしたいのか、あらかじめよく検討しておきましょう。
バリアフリーからは程遠くなる
今後の高齢化社会に向け、どんどん増えてくるであろうバリアフリー。
スキップフロアは段差を活用した間取りですのでバリアフリーの考え方とは真逆です。
小さなお子様や高齢の方がいらっしゃるご家庭では、段差移動が負担に感じられる場合もあります。
手すりや落下防止柵などの対策が必要です。
スキップフロアはこんな間取りと相性がいい!
ビルトインガレージ
ビルトインガレージとは、1階や半地下に作られる住宅一体型の車庫のこと。
一般的な居室よりも天井を低くできるので、その分居室にあたる上階の天井を高くしやすいのです。
ガレージの上にスキップフロアを作りそこにリビングを設ければ、座ったときに視点が下がり部屋が広く見えます。
吹抜け
開放的で、どこにいても家族の気配を感じられる「吹き抜け」も、スキップフロアとの相性が良い間取りです。
スキップフロアをちょっとした隠れ家や秘密基地のように利用して、遊び心のある空間にすることができます。
ロフト
窓がなく天井高の低い空間はロフト収納や、シアタールームにするのもいいでしょう。
スキップフロアはデッドスペースを減らし、空間をムダなく使いたいという方にぴったりです。
スキップフロアを取り入れる際の注意点
家事動線を考える
各フロアを段差や階段で行き来するスキップフロアは、家事動線が複雑になるケースが多いです。
家事は毎日行うことなので、家事動線をシンプルかつスムーズにすることが大切です。
お家の広さを考える
デザインを複雑化すると階段が目立ちやすくなり、逆に部屋が狭く見えることがあります。
とくに狭小住宅はそうなりやすいなので広さをイメージしながらプランを考えることが大切です。
段差を考える
段差が増えるということはつまずきやすくなったり、転倒の恐れが増えるということです。
できるだけ傾斜は緩やかである方がよいでしょう。
また夜間の段差移動は危険なため、寝室とトイレは同じフロアにつくるのが好ましいです。
無添加の家のスキップフロアの事例
緒川の家
リビングから続くスキップフロア。
スキップフロアから1階部分を見渡すことができます。
ちょっとしたカウンターをつくりつけて、リモートワークやお子様のお勉強机に。
家族の気配を感じながらも、程よく区切られた空間が生まれます。
⇒こちらのお家をもっと見る
https://howa-const.co.jp/case_newly/slug-fa0cdd9e9562e4b9fadeb54ffe5baada
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スキップフロアは実際の面積よりも空間を広く活用することができ、デッドスペースになりがちな縦の空間を有効に活用できます。
部屋を広く見せたい、収納スペースを増やしたい、室内空間にメリハリをつけたいという方にはオススメのスキップフロア。
そのメリット・デメリットを十分に理解したうえで、アイディアや遊び心を活かした素敵なスキップフロアを実現しましょう!!
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