300年以上ももつ!?米のりの魅力について
こんにちは🏠♪
今日から初夏の熱気が流れ込んでくるようです!
あたたかくなるのはうれしいですね😊
さて今日は「米のり」についてお話していきたいと思います。
お米は私たちのエネルギーになるだけでなく、実は昔から接着剤として使われてきたのです。
お餅も原料はお米ですし、強い粘り気がありますが、接着剤として使っても問題はないのでしょうか?
そこで今回は「米のり」のあれこれについてご紹介いたします。
▼目次
・そもそも米のりとは?
・米のりの特徴
└300年もつ接着力
└シックハウス症候群の対策にも
・米のりの強さ
・お家の寿命が長くなる
・ここが知りたい米のりのQ&A
そもそも米のりとは?
米のりとは、ごはんを原料とした安心安全な接着剤のことです。
万が一小さなお子様が口に入れてしまったり、ペットが舐めてしまっても問題はありません。
日本で米のりが使われていた歴史は古く、奈良時代の頃から建具や家具の接着剤として使用されていたと言われています。
江戸時代には、さらに普及し幅広く使用されるようになりましたが、米のりは食べ物から作られていることもあり長期保存できずにいました。
そこでドイツののりを参考にし、でんぷんに腐りにくくする薬を混ぜ合わせたものが、原型と言われています。
現存しているもので米のりが使われているものがあります。
それはなんと…仏像です。
長い間変わらず存在し続ける仏像を支えているのが、実は米のりなのです!
米のりの特徴
300年もつ接着力
なぜ300年ももつのか?それは、お米は熱によってα化(高分子化)し固まるとセルロースになります。
簡単に言うと木と同じような物質に変わるのです。
気温や湿度によって木が多少膨張して大きくなっても、米のりが木と同化しているので剝がれにくいという特徴があります。
しかし、米のりは接着剤のようにすぐにはくっつきません。最低でも1日以上かかってしまいます。
少し作業工程が長くなってしまいますが、一度くっつけてしまうと300年ももつような強度になっているので非常に頼もしい存在になることでしょう。
※引用:https://www.mutenkahouse.co.jp/products/glue (無添加住宅)
シックハウス症候群の対策にも
もしお家を建てる時、家族の健康に配慮した家づくりしたいと思いますよね?
近年の家づくりで問題視されているのは、シックハウス症候群です。
シックハウス症候群は、接着剤などに含まれている科学物質が原因で起こる症状、めまい・吐き気・頭痛・疲れやすいなど全身に症状が出てきてしまうことをいいます。
米のりを使用すればシックハウス症候群の心配をすることはなくなります。
少しでも安心して生活してもらいたいからこそ、私達は米のりを使い続けます!
米のりの強さ
「科学接着剤と比べて、すぐに剥がれてきそう…」と思っている方もいると思います。
先ほども書いた通り、米のりと木との相性は特に良いのです。
木材は湿度が高い時には膨張し、湿度が低い時には収縮する性質を持っています。
お米と木の物質が同じであることから、同じように伸び縮むことから接着面がはがれにくくなるのです。
建具の接着には必ず米のりを使用しています。
お家の寿命が長くなる
化学接着剤を使うとハウスシック症候群の原因となるとお話しましたが、それだけでなく20年~30年で劣化すると言われています。
この接着剤の寿命が結果として家の寿命になってしまいます。
コストを重視するあまり化学接着剤を家のいろいろなところに取り入れてしまうと、ローンをやっと返済し終わるという時に、家の立て直しをしなくてはいけない可能性もあるのです。
米のりを使用することで誰もが安心して100年は住める家になるのです。
ここが知りたい米のりのQ&A
Q:本当に米のりって剥がれないの?
A:何もなければ仏像のように300年もつと言われています。
しかし水には弱く、直接かかってしまうと剝がれやすくなってしまいます。
ですが、水回りの工事をしっかりとしておけばなんの問題もありません。
直接水がかかってしまう可能性のあるキッチン、洗面台などは定期的に防水性のある柿渋や無添加ワックスを塗布することで、防水効果を高め、木本来の味わいを深めることができます!
Q:カビが生えたり、虫が喰ったりしませんか?
A:米のりは、人が食べても安全なものです。虫が食べてしまうのも当然です。
無添加の家では米のりに塩を混ぜたり、柿渋を塗布するなど防虫効果のあるものを使用することにより害虫を寄せ付けない工夫をしています。
しかし完全にシャットアウトすることはできません。
ですので、「ティンボア」を木材に塗布することで害虫から守っています。
※「ティンボア」(ホウ酸塩素化合物)は塩と同じくらい安全な物質です。
水気の多い場所やカビが発生しやすい場所は、定期的に扉を開けて湿気を逃がすことが必要です。
Q:どんなところに使うの?
A:私たちが扱っている”無添加住宅”では主に室内の建具(室内ドア・キッチン・洗面・クローゼットの扉・シューズボックスなど)に使っています。
雨にさらされる家の外の部分には使用していません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
米のりは、一般的な接着剤と同じ強度を持っていながら化学物質が含まれていないので安心できる接着剤です。
シックハウス症候群などに不安を感じる方は米のりを使用した家づくりをおすすめします。
実際に体験してみたいという方は、豊和建設の「無料相談&OB様宅見学」「家づくり個別相談会」にお越しください♪
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無添加住宅、自然素材の家づくりのことなら無添加の家(豊和建設株式会社)までお気軽にご相談ください。
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