意外と知られていない巾木のあれこれ
こんにちは🏠♪
12月に入ると、何かとせわしないですね。
年末まで元気に頑張りたいと思います!
さて、今日は目立たないけれど大事な部材「巾木」についてお伝えします。
巾木とは、壁と床の間につける部材のこと。気にしない方が多いかとは思いますが、とても大切な役目を持っています。
今日はそんな巾木について、詳しくご紹介します!
▼目次
巾木ってなに?
施工事例: 港区の家
巾木とは、床と壁の境目につけられる細長い部材のこと。「はばき」と読みます。
こちらの事例写真で、壁と床との境目に細長い部材がついていますよね。
これが巾木です。
施工事例: 港区の家
こちらの写真でもご覧いただけるでしょうか、漆喰壁の1番下についている木の部材です。
巾木の役割とは?
巾木の役割は次の2つです。
床と壁のすき間を隠す
床と壁はピッタリとくっついているように見えますが、実はすき間をあけて施工しています。
木材には、年月とともに収縮する性質があります。
特に無垢床を採用した場合は、どうしても伸び縮みがあり、ピッタリと施工しすぎると、反りやたわみが出たり、床鳴りがでたりしてしまうことがあります。
そこで、初めから「逃げ」のすき間を作っておくことで、こうした不具合が出にくくなります。
とは言っても、その逃げのすき間が見えると、見た目にもよくないですし、ゴミがたまってしまうこともありますよね。
そこで、そのすき間を隠すために、巾木をつけるというわけです。
壁面を汚れや衝撃から守る
もう一つは、衝撃や汚れから壁を守る役割です。
掃除をする時など、掃除機やモップが壁のすみに当たりませんか?
ベッドやソファを壁際に置く時にも、ぶつかりやすいところです。
もし巾木がなかったら、ぶつかったところから壁がひび割れたりしてしまいます。ダメージから壁を守り、長くきれいに使えるようにする役割も担っています。
施工事例: 青山の家
巾木の選び方
さて、巾木は小さな部材ですが、意外とインテリアに影響を与えます。
全体の印象とバランスの取れた、あまり主張しすぎないものを選びたいですよね。弊社の場合は、無垢床や漆喰壁と相性の良い色味の木の巾木を使っています。
少し細めのサイズを選んで、主張しすぎないようデザインしています。
巾木を「なし」にすることはできる?
時々お伺いするのが「巾木をなくしたい」というご希望です。
デメリットを納得いただいた上で、技術的にはなしにすることも可能です。
ただ、見えにくくするためにはコストも手間もかかってしまうので、なしにしたケースは基本的にはありません。
巾木をなくしたいとおっしゃる方は、巾木の存在感が気になってしまうことが多いようです。
そのため、巾木の材質や色味をインテリアに合うように選び直すことで、巾木ありでもご納得いただけることが多いように感じます。
施工事例: 武豊の家
まとめ:意外と役立つ巾木!インテリアに合わせて選ぼう
巾木は壁や床を経年劣化から守り、長い年月の間にできるすき間を隠してくれる大切な部材です。小さなパーツですが、意外と役に立つ存在ですね。
巾木を意識して施工事例などを見ていただくと、その存在感が気になるかもしれません。でも、材質や色をうまくなじませることで、全体をバランスよくまとめてくれます。
ぜひ、注目してみてくださいね!
無添加住宅、自然素材の家づくりのことなら無添加の家(豊和建設株式会社)までお気軽にご相談ください。