吹抜け空間のある住まい
こんにちは🏠♪
昨日はクリスマスでしたね。
みなさまは、どんな1日を過ごされたでしょうか?
さて、今年最後のコラムは「吹抜け」をテーマにお送りします。
開放感のある住まいにしたい方から注目を集めるのが、「吹抜け」。室内を、広く明るく見せてくれる、人気の間取りです。
でも、実際に取り入れるとしたら、どんなメリットやデメリットがあるのか、よくわからないという声も多いもの。
そこで今回は、吹抜けのメリットやデメリットを詳しく解説します。後半では、吹抜けを設けた住まいの実例もご紹介します。
▼目次
吹抜けとは
吹抜けとは、2階建て以上の建物で、上下階の間に床や天井がなく、縦につながった空間のことです。リビングや玄関、階段などに設けることが多いスペースです。
天井が高くなることで開放感が生まれ、上階の窓から入る光で室内も明るくなります。他にも、風の通り道を作ることができるなど、さまざまな効果があります。
施工事例:港区の家
吹抜けのメリット
吹抜けを設けるメリットは、主に次の4つです。
開放感がある
吹抜けの最も大きなメリットは、空間に開放感が生まれることです。
部屋の広さの感じ方は、実際の面積だけでなく、天井の高さにも影響されます。吹抜けを設けた天井の高いリビングなら、実際の面積よりも広くゆったりとした空間に感じられるでしょう。
光を内部まで取り込むことができる
吹抜けのある部屋は、自然光を取り込みやすいこともメリットです。吹抜けの2階部分に窓を設けると、冬でも部屋の奥まで光が入ります。日中は照明をつけなくても、十分な明るさを確保できるでしょう。
特に、住宅が隣接していて1階部分の日当たりがあまり良くない立地では、このメリットが活かされます。
家族の気配を常に感じられる
吹抜けによって1階と2階がつながり、常に家族の気配を感じられることもメリットです。お互いがどこにいるのかなんとなく分かることで、安心感を覚える方もいらっしゃいます。
家族の会話を大切にしたい、コミュニケーションしやすい間取りがいいと思われるなら、吹抜けはおすすめの間取りです。
風通しが良くなる
吹抜けを設けると、室内の空気を自然に循環させることができ、換気や風通しがよくなる効果があります。
暖まった空気は、上へのぼっていく性質があります。そのため、吹抜け上部にたまった熱が、窓から自然と換気され、室内の風通しが良くなります。
吹抜け部分にシーリングファンをつければ、さらに空気の流れを調整できます。
施工事例:桐ケ丘villageB
吹抜けのデメリット
一方で、吹抜けにはデメリットもあります。納得して取り入れるためにも、事前に把握しておくと安心です。
2階のスペースが狭くなる
吹抜けを作ると、その分2階部分の面積が狭くなってしまいます。
2階に個室を多く作りたい、1階の床面積をあまり広く取れないといった場合には、吹抜けを設ける余裕がないかもしれません。
メンテナンスしにくい
吹抜けのメンテナンスには、注意が必要です。
天井が高いため、脚立などを使っても届かないケースもあります。シーリングファンの手入れや窓の掃除、照明の交換をする場合には、ハシゴなどが必要になることも。
専門業者に依頼する方法もありますが、自分でできないと不便に感じてしまうかもしれません。
対策としては、寿命の長いLED照明を選ぶ、手の届く高さにブラケット照明をつけるなど、メンテナンスも含めた計画にしておくと安心です。また、高所にある窓やファンの掃除には、柄の長い掃除道具が便利です。
音やにおいが気になる
上下階がつながるため、音やにおいが広がりやすくなります。
生活音については、生活リズムの違うご家族では、気になることが多くなります。寝室を吹抜けから離して設ける、寝室の防音性を高めるなどの対策が有効です。
また、キッチンのにおいが2階へ広がることも知っておきたい特徴です。気になりそうな場合は、キッチンを個室にする、吹抜けに換気扇を設置するなど対策しておくと安心です。
【実例】吹抜けのある住まい
ここからは、実際に吹抜けのある住まいの実例を紹介します。
吹抜けの住宅事例① リビングに光を届ける吹抜け
施工事例:二ツ坂AVENUE
明るい南側に面したリビングを、吹抜け空間に。上下に設けた大きな窓から、たっぷりと光が差し込みます。壁の漆喰の乱反射によって、さらに奥まで明るくなります。
吹抜けには、リビング階段も設置。家族が2階の個室へ行き来する際にも、お互いの気配を感じます。吹抜けによって、まるでワンフロアのような一体感が生まれました。
吹抜けの住宅事例② 勾配天井の吹抜けリビング
施工事例:大高の家
こちらの事例でも、リビングに吹抜けを設け、明るく開放感のある空間に。リビング階段の下は、愛犬のためのスペースにしています。
吹抜けの天井は、屋根の傾きに沿った勾配天井です。勾配に沿って自然と空気の流れが生まれ、冬はペレットストーブの温もりが家全体に広がっていきます。補助的に使うシーリングファンは、リモコンで高さ調整ができる優れもの。手軽にお掃除が可能です。
まとめ
吹抜けのあるリビングは、伸びやかで広々とした雰囲気。家族がゆったりとくつろげます。冬、寒いのでは?と心配される声もありますが、近年の住まいはしっかり断熱性を高めているので、心配ありません。
吹抜けのある住まいに興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
無添加住宅、自然素材の家づくりのことなら無添加の家(豊和建設株式会社)までお気軽にご相談ください。