居心地のいい「漆喰壁」の住まい
こんにちは🏠♪
豊和建設では、外壁や室内の壁、天井に「漆喰」を使っています。
漆喰は、古くから世界中で建築材料として使われてきました。今でも、白鷺城とも呼ばれる姫路城や、愛知県内にも残る江戸時代の街並みなど、さまざまなところで目にします。
ただ、効率を重視する近年の家づくりでは、塗りや乾燥に時間のかかる漆喰は敬遠されることもあるようです。しかし、漆喰を塗った住まいでは、美しい風合いや健康的な空間が楽しめます。
今回は、漆喰壁を使った住まいの特徴や魅力を、事例を見ながらお伝えします。
▼目次
・ まとめ
漆喰壁の持つ3つの特徴
漆喰壁を選ぶのは、見た目の風合いや性能などに、他の材料では得られない特徴があるからです。ここでは、室内の壁に使う際、代表的な特徴を3つご紹介します。
室内の結露を抑制する調湿性がある
漆喰は、小さな穴がたくさんある「多孔質」の素材です。そのため、優れた吸湿性と放湿性を持っています。湿度が高いときには湿気を吸い取り、乾燥してきたら水分を放出してくれるというわけです。湿度を適切に調整する性質のおかげで、結露が予防され、建物の耐久性が高まります。
塗り方でさまざまな表情を楽しめる
漆喰壁には、独特の風合いと質感があります。白い輝きは、漆喰が空気中の二酸化炭素と化学反応して、炭酸カルシウムの白い結晶となって固まることによって生まれます。
塗り方にも豊富なバリエーションがあります。フラットな平面で仕上げるほか、あえてコテあとを残して素朴に仕上げる方法、刷毛の模様を入れたもの、扇のような半円の模様を描いたものなど、さまざまは表情が楽しめます。
誰でも簡単にメンテナンスができる
意外に思われるのですが、漆喰は簡単にメンテナスができます。
ちょっとした汚れは、消しゴムでこすったり、カッターナイフで削り取ることですぐにキレイになります。
また、静電気が発生しにくいため、室内のほこりや脂などの汚れがつきにくいのも特徴。ビニールクロスの壁紙に比べて汚れにくく、お手入れしやすい素材と言えるでしょう。
施工事例: 青山の家
漆喰壁を使った住まいの魅力
漆喰壁の特徴を生かした住まいでは、次のような魅力が生まれます。
ストレスの少ない居心地のいい住まい
漆喰など自然素材を使った住まい最大の魅力は、体にも心にも負担のない、健康的な環境が作れることです。
多孔質の素材である漆喰は、先ほど紹介した調湿効果のほか、抗菌性や消臭作用も持っています。除湿機や消臭剤を使わなくても、自然と気持ちのいい室内環境が整うのは大きな魅力です。
時が経つにつれて増していく味わいを楽しめる
どんな素材でも、長年の使用するうちに変化があるもの。漆喰は、時間とともに固くなる性質があり、そのため大きな地震や悪天候が続いた場合には、ひび割れが生じることがあります。けれど、そのような変化も「味わい」のひとつとして楽しめるのが魅力です。
また気になる場合は、その部分だけ塗り直したり漆喰の粉を刷り込んだりして、風合いを取り戻すことも可能。経年変化があっても、いつまでも飽きがこないインテリアを楽しめます。
長持ちする素材でエコな暮らしが実現する
漆喰の耐久性は、100年以上とも言われます。張り替えたりする必要がなく、適切なメンテナンスで長く使えるため、環境負荷を軽減することにもつながります。
また、漆喰を使った室内では、冷房の効果も高くなります。漆喰の調湿効果のおかげで、室内の温度変化を緩和し、エアコンの消費電力を削減することができるそう。省エネ性能のおかげで、エコな暮らしも叶います。
施工事例: 桐ケ丘villageB
漆喰壁を使った施工事例3選
全ての住まいで漆喰壁を使用していますが、その中から3つの事例を紹介します。
漆喰壁の効果で夏でも快適な住まいに
施工事例: O様邸
こちらの事例は、ご夫婦2人で暮らすお住まいです。お子様の独立を機に、30年住んだ住まいを売却し、コンパクトな住まいを計画しました。
漆喰壁の効果を実感されたのは、夏。以前の住まいでは全ての部屋のエアコンを稼働していたそうですが、新居では、リビングのエアコン1台とシーリングファンだけで十分だったとのこと。湿気知らずで心地よい暮らしに、「こんなに家の中が快適な夏なんて、生まれて初めて!」と感動したそうです。
汚しても簡単にキレイに!にぎやかな二世帯住宅
施工事例: 阿久比町 T様邸
こちらは、娘さん夫婦とお孫さん、親世帯の二世帯で暮らす住まいです。娘さん夫婦に2人目のお子さんが産まれることをきっかけに、新居をお任せいただきました。
室内の壁や天井は、全て漆喰壁です。防かび防臭効果があることのほか、お掃除しやすいところもお気に入りだそう。「孫たちが少し壁を汚しても、濡れ雑巾で拭けばすぐとれちゃうんです。」とのこと。お孫さんたちものびのびと過ごせる、安心の住まいになりました。
こだわった照明の明かりが漆喰壁とベストマッチ
施工事例: 知多市 M様邸
漆喰壁の夜の表情が感じられるのが、こちらの事例です。
照明にこだわり、じっくりと選ばれたお施主様。夜の灯りや、外にもれる光の具合まで考え、こだわった照明です。室内の壁には、ステンドグラスもはめ込んでいます。
夜になると、照明からもれる灯りが漆喰壁に柔らかく広がります。こうした風合いが楽しめるのは、漆喰の質感だからこそ。「雰囲気がとてもステキな空間になるので、夜に家で過ごす時間が楽しくなりますよ。」と気に入っているそうです。
まとめ
古くから建築材料として疲れてきた漆喰には、調湿性や抗菌性、耐久性などさまざまな特徴があります。漆喰壁の住まいには、居心地よく風合いを楽しめるだけでなく、長く使えて省エネ性能も高い暮らしができるなど、たくさんの魅力があります。
自然素材をたっぷり使った家づくりで、そんな心地いい暮らしを叶えましょう。
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